前回の記事より↓
http://tarot-natsuki.com/?p=2649
1段階 出会い
2段階 テスト
3段階 危機
4段階 分離(サイレント期間)
5段階 手放し(調整・待機期間)
6段階 覚醒(自己統合)
7段階 統合(調和)
4段階 分離について
ツインレイに出会うと、引き寄せられるように関係は深くなり、現状への葛藤や、相手を失うことへの恐れが互いに吹き出し、今までにない自分を見ることになる。
統合までは、一緒にはいられない様々な障害があります。
出会うタイミングは、男性はある程度自己実現ができている状態であり、社会的な立場や背負うものが大きいです。
女性はある程度霊性が開花していて、役割りをまっとうしていることや、社会的に自立している状態です。
そういう現実的に満ちた状態で、お互いに欠けている何か…
人としての意思ではなく、魂の為に出会い、愛を知り、出会いの衝撃からお互いに大きく変わっていくのです。
変わっていくことへの不安や恐怖、今まで作り上げてきたものを守ろうとする意識や責任から、相手から離れなければいけない、距離を取らなければいけないという想いに苦しみます。
苦しむことは、本当は離れたくないという魂の声が理性と葛藤する為、思考と魂が逆の動きをするからです。
ツインレイであれば、それがお互いに起こっていること。
何故、今このタイミングで…
もっと早く出会いたかった、今出会わなければ良かったと、後悔することもあるのかもしれません。
ツインレイの魂は、お互いに出会うまでの経験から、自分軸が出来上がっている為、自我がとても強いです。
現実を考えて、どちらかが関係を断ち切ろうと努力をするでしょう。
そうやって、相手から距離を取ろうとする意識が分離であり、分離期間の中でまったく連絡を取り合わない期間をサイレントとしています。
ただ、正確にいうと分離という表現は適切ではありません。
出会ってしまったら、魂は繋がり、関係から逃げ出しても、強制的に精神も現実にも向き合わされるような流れになってしまいます。
連絡を取らないとするサイレントにおいても、相手の情報は集めようとしなくても、必然的に入ってきます。
そういう神懸かり的な引き寄せやシンクロが起こり、ある日必ず相手から連絡はきます。
サイレント期間の意味
私は前記事に、ツインレイは分離があると書きましたが、それは現実的に離れてみえる期間があることから、分離と表現しました。
ですが、実際にはツインレイに分離というものはありません。
出会ったら最後、切れない縁です。
ただ、先に書いたような感情や状況によって、どちらかが関係を断ち切ろうとしたり、身を引いたり、自分を保つ為に冷却期間をおくなどという行動によって、現実的に連絡を断つ期間が必ずあります。
そういった意味では、サイレントという表現が適切かもしれません。
サイレントは、自分自身や現実に向き合う期間です。
ツインレイの関係には必ずそれが起こります。
サイレントのない縁は、ツインレイではない可能性があります。
普通の恋愛でこのような状況に陥った時は、向き合い方次第では、すぐに復縁できる可能性もあるでしょう。
ツインレイの場合は、自分の想い描いたような風景は、現実にはずっと先になってしまうのかもしれません。
男性は、自分の気持ちに強制的に蓋をしたまま、ただひたすらやるべき役割に打ち込みます。
ですが、自分の魂を抑制することによって、この頃から段々と現実が上手くいかなくなっていきます。
出会いによって、突然開花した感性や、魂に逆らってしまうことから、否定的なエネルギーが沸き上がり、人間関係に歪みが起こることが原因となるのかもしれません。
沸き上がる歪みから、豊かさが欠けて…欠けて…
相手から逃げれば逃げるほど…現実が崩壊していきます。
相手から逃げることは、自分から逃げていること。
ですが、現実に起きる出来事から本能に気づき、何度も向き合おうとするでしょう。
その度に様々な葛藤によって、また蓋をしてしまうのかもしれません。
もし、再び相手の魂と向き合うことができた時、崩壊はそこで止まります。
しかし、今までに築き上げてきた実績が大きな人ほど、大きな崩壊というカルマの清算が起こらないと、完全に向き合うことは難しいです。
女性にとっては、今まで築き上げてきた精神性が崩壊していく期間になります。
手放したはずのトラウマや、エゴが沸き上がってくることや、壊れていく自分に失望するのかもしれません。
闇の中で、自分を見失うこともあるのかもしれません。
開花していた霊性も、その花はまた蕾に戻ってしまうのかもしれません。
でも その花の蕾は…
必ずまた開花します。
覚醒期に咲く花は、もっと綺麗で…
今までの何倍も大きな華が胸いっぱいに開きます。
だから、闇の中で萎れないで下さい。
また、この時期の女性は社会への扉が開く為、現実的に忙しくなっていく時期でもあります。
自分のことを精一杯生きている時間の中で、相手を断ち切ろうと努力もするでしょう。
それでも消えない…
それでも前に進めない…
正確には、自分の中の時間軸が止まってしまうことがサイレントです。
どれだけ時間が経っても…
忘れない 色褪せない
確かな想いに気づく時間です。
断ち切れないものがあることを思い知る時間です。
また それは…愛を知る時間です。
そういう存在が自分の中に
魂の中にあることを
繋がっていることを…
気づくための距離です。
人の気持ちは虚いやすく、一番淡いものでもあります。
時間が経てば、忘れたくない想いも、記憶も、段々色褪せていくのが時間です。
辛いことは忘れていけるように、和らいでいくように…誰にでも等しく与えられたのが時間薬。
時間は自然からの贈り物であり、神の領域です。
そして、抗えない
流れ…移ろうものでもあります。
それでも、変わらないものがあることを知ること。
サイレントで学ぶことは、消えない時間を経験し、確かな愛に気づくことです。
そういう時間が与えられて、初めて繋がりの深さを認識します。
サイレントの期間
完全なサイレントの期間は、計り知れません。
それは、その魂によって違います。
半年から数年、10年といった人もいるのかもしれません。
ひとつだけ言えることは、数日や数週間、数ヶ月で終わるサイレントは、ツインレイではないか、完全なサイレントになっていない可能性があります。
先に書いたように、時間の意味や、天律、因果律、消えない存在を知るには、相当の時間が必要であると言えます。
また、完全なサイレントだけが、4段階における分離期間ではありません。
完全なサイレントを含め、関係を断ち切ろうとしたり、相手を何とかしようと抗う期間がその段階に相当するのではないかと思います。
完全サイレントを含め、その期間全体を時間にした場合は、少なくとも数年以上はかかるでしょう。
この7段階の発祥の詳細は分かり兼ねますが、ツインレイの流れをここに当てはめることに、誤解や矛盾が生じます。
多くの誤解は、男性の気持ちが盛り上がった後、現実的に気持ちが覚め、連絡が来なくなっていく恋愛ストーリーと同一になってしまうことです。
連絡は、覚醒をしなくても愛に気づけば連絡が来ます。
分離期間内に相手が気づきを得て、連絡をしてくることもあります。
そもそも、ツインレイに分離はありません。
お互いの動かなかった時間軸が再び動く時が、連絡を取り合う時になります。
ただ、型にはめられたプログラムではないので、愛に気づき、連絡を取り合うことが必要のない魂は、後の段階までリアルな接触がない場合もあるのかもしれません。
着信拒否やブロックをされることはない
完全なサイレントになる時は、溢れる感情や、様々な障害によって危機が訪れ、離れることになります。
また、物理的障害から離れざるを得ない状態になることもあるでしょう。
サイレントになった後は、ぽっかり空いた穴に喪失感や悲しみ、愛おしさから後悔、無力感、怒り、時には恨みなどが沸き上がってくることに苦しみます。
それでも、ツインレイの魂であれば、それがどんなに辛くても、自分や現実と向き合うことへ意識が向きます。
それができない執着体質の強い状態で、出会うことはありません。
一方的に相手を追いかけまわしたりというような行動にはならないことから、通信を遮断されたり、ブロックをされてしまうような状態になる可能性は低いと言えます。
ですが、物理的障害が起こることによって、連絡手段が遮断されることはあるのかもしれません。
それでも、様々な恐れや障害から、意識的な拒絶が起こったとしても、本質的には相手を求め、しっかりと繋がっているものです。
スピリチュアル カウンセラー
神谷 奈月
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